ラゥトラビャルグ (Látrabjarg)
アイスランド、ウェウトフィヨルズルの最西端、西端ラゥトラビャルグ(Látrabjarg)は切り立った断崖絶壁が続く海岸線となっています。そこでは日本ではまず目にすることのできない光景が待っています。
ラゥトラビャルグ (Látrabjarg)
アイスランド最西端ラゥトラビャルグ(Látrabjarg)は、高さ200〜440mの絶壁が約14㎞つづく断崖の海岸線です。ヨーロッパでも有数の海鳥の営巣地としても有名で数十万羽を超える海鳥が棲んでいます。夏にはパフィン(Puffin)が営巣しにきます。切り立った断崖絶壁からはるか下の海を覗くこともでき、ゆっくりと、しかも激しく打ち付ける波を見ることができます。もちろん高所恐怖症の人は注意が必要です。1947年12月に英国のトロール漁船が付近で座礁し、救援を求めたところ、12名の勇敢な者たちが200mを超える高さの絶壁を冬の暗闇と寒さをものともせずロープを使って降下し、救助した話は有名です。
断崖絶壁なので風には注意。
パトレクスフィヨルズル (Patreksfjörður)
ラゥトラビャルグ(Látrabjarg)にいちばん近い街、パトレクスフィヨルズル(Patreksfjörður)は小さな街とはいえ、ガソリンスタンド、ホテル、キャンプ場などの施設もあり、ウェストフィヨルドの拠点ともなり得る場所です。街の高台にあるパトレクスフィヨルズルのプールはジャグジー、サウナもあり、フィヨルドの景色を眺めながらゆったりすることができます。
ルイザサンドル (Rauðasandur)
背後には絶壁がそそり立つ入り組んだフィヨルドの中にあって、ルイザサンドル (Rauðasandur)は約10kmの美しい砂浜でフィヨルドとは違う雰囲気を漂わせています。 光の加減などにより、砂浜の色は黄、赤、黒などに変化します。これらの色は打ち砕かれた帆立貝の貝殻からきていると言われています。またフィヨルドの対岸にはスナイフェルス氷河(Snæfellsjökull)も眺望できます。