スナイフェルスネス (Snæfellsnes)

ファクサフロゥイ(Faxaflói)を隔てて直線距離で約100kmあるものの、レイキャヴィークからもその姿をはっきりと目にすることのできるスナイフェルス氷河(Snæfellsjökull)、四季折々の姿を見せてくれるスナイフェルスネス(Snæfellsnes)半島北にはスティッキスホゥルムル(Stykkishólmur)があり、ブレイザフィヨルズル(Breiðafjörður)を渡るフェリーが出ています。スティッキスホゥルムルからウェストフィヨルドへはフェリーバルドルが就航していますが、途中フラトエイ(Flatey)での下船も可能です。

スナイフェルス氷河 (Snæfellsjökull)

スナイフェルス氷河 (Snæfellsjökull)

レイキャヴィーク(Reykjavík)からもはっきり見ることのできる面積約7㎢のスナイフェルス氷河(Snæfellsjökull)は、2001年にスナイフェルス氷河国立公園(Snæfellsjökull Natioanl Park)として制定されました。ジュールヴェルヌの「地底旅行」の舞台ともなった有名なスナイフェルス氷河の火山は標高1446mで頂上部は空に角を出したような形をしています。最後の火山活動は西暦200年ごろと推定されています。周回すると火山から流れ出た溶岩の後をはっきり見ることができます。

南スナイフェルスネス (South Snæfellsnes)

ゲルズベルグ(Gerðuberg)では、アイスランドの典型的な地質とも言える玄武岩の柱状節理を見ることができます。幅1〜1.5m、高さ7〜10mの柱状節理が伸びる

イトリトゥンガ (Ytri Tunga)
イトリトゥンガ(Ytri Tunga)は、南スナイフェルスネス(Snæfellsnes)にある砂浜で、ほぼ一年を通じて、ハイイロアザラシ(Grey seal)、ゼニガタアザラシ(Harbor seal)を観測することができます。お勧めは夏です。

ルイズフェルドスギャゥ (Rauðfeldsgjá)

ルイズフェルドスギャゥ (Rauðfeldsgjá)
アルトルナスタピ(Arnarstapi)の近くの山肌にある渓谷。渓谷の奥から勢いよく水が湧き出て、差し込む光の加減と組み合わさり、美しい景色を造っています。狭く、滑りやすくなっているので注意!

ルイズフェルドスギャゥ (Rauðfeldsgjá)
アルトナルスタピ (Arnarstapi)

アルトナルスタピ (Arnarstapi)
アルトナルスタピ(Arnarstapi)は、今でこそ少し寂れた感じのする漁村ですが、以前はスナイフェルスネス(Snæfellsnes)で通商の重要な場所を占めていました。アルトナルスタピから始まる海岸線は柱状節理をはじめとする玄武岩からなる奇岩からなり、1979年から保護地域となっています。夏には無数のキョクアジサシが飛び交う営巣地となっています。

ヘトルナル (Hellnar)

ヘトルナル(Hellnar)
アルトルナスタピ(Arnarstapi)との間には整備された約3kmの遊歩道があり、柱状、板状節理をはじめとした様々な岩のつくりと変化に富んだ海岸線を楽しむことができます。喫茶店からも一望できますが、足元に大きな穴の開いた岩を見ることもできます。展望台からは海を一望できます。

ヘトルナル (Hellnar)

デュゥパロゥンスサンドル (Djúpalónssandur)

デュゥパロゥンスサンドル (Djúpalónssandur)
スナイフェルスネス(Snæfellsnes)先端近くにある美しい黒石に覆われた海岸です。火山活動で形成された地形と自然石の芸術を鑑賞できます。海岸に設置されている四つの石は漁師たちが漁師になるための素質 「力」 があるかを試すために使用されていました。腰の高さまで持ち上げることで力試しをしたようで、石にはそれぞれ名前があり、大きなものから154kgは「強力」のフットルステルクル(Fullsterkur)、100kgは「中力」のハルフステルクル(Hálfsterkur)、54kgは「軟弱」のハゥルフドライッティングル(hálfdrættingur) 、そして23kgは「無用」のアモゥジ(Amlóði) となっています。腰を痛めない程度にお試しください。

デュゥパロゥンスサンドル (Djúpalónssandur)
左からアモゥジ (Amlóði) 23 kg、ハゥルフドライッティングル (hálfdrættingur) 54 kg、
ハルフステルクル (Hálfsterkur) 100 kg、フットルステルクル (Fullsterkur) 154 kg、

ホゥラホゥラル (Hólahólar)
ホゥラホゥラル(Hólahólar)はスナイフェルスネス先端近くにあるクレーター群です。一つのクレーターは直径113mもあり、まるで巨大な円形劇場にいるかのようです。以前はこの付近の中心として役割を果たしていましたが、1880年から誰も住んでいません。

ホゥラホゥラル (Hólahólar)

北スナイフェルスネス (North Snæfellsnes)

スティッキスホゥルムル (Stykkishólmur)
スティッキスホゥルムル(Stykkishólmur)は北スナイフェルスネス(North Snæfellsnes)で重要な街となっています。西アイスランドのブレイザフィヨルズル(Breiðafjörður)のフラトエイ(Hlatey)、ウェストフィヨルズルのブリャンスライクル(Brjánslækur)をフェリー航路で結んでいます。ブレイザフィヨルズルでは野鳥やクジラなどの野生動物に出会う機会がたくさんあります。港近くの高台からはフィヨルドを一望できます。

ビャルトナルフプン (Bjarnarhöfn)
アイスランドの伝統食品の一つであるサメの燻製を四世紀にも渡って加工しています。隣接のサメ博物館ではサメやその加工方法などが説明されます。ビャルトナルフプン(bjarnarhofn.is)

ビャルトナルフプン (Bjarnarhöfn)
ビャルトナルフプン (Bjarnarhöfn)

グルンダルフィヨルズル (Grundarfjörður)
グルンダルフィヨルズル(Grundarfjörður)は、ブレイザフィヨルドに面した小さな街で、街の正面にスッとそびえる標高463mのキルキュフェッキ(Kirkjufell)が美しい景色を創り出しています。 キルキュフェッキは急こう配ですが登山可能です。滑りやすいので足元注意。

キルキュフェッキ (Kirkjufell)
グルンダルフィヨルズル (Grundarfjörður)

オゥラフスヴィーク (Ólafsvík)
スナイフェルスネス先端近くに位置する集落です。