ウェストマンナ諸島 (Vestmanna Islands)
アイスランド南部に浮かぶウェストマンナ諸島(Vestmanna Islands)。今なお1973年の大噴火の跡が残り、北のポンペイとして知られるウェストマンな諸島で最大で唯一の有人島、ヘイマエイ(Heimaey)や1963年の海底火山の噴火により形成されたスルツエイ(Surtsey)など11の島とその他の岩礁によって形成されています。約10〜20万年前の火山活動によって形成されたと推定されています。2010年7月にはアイスランド本島と25分で結ぶ新しいフェリー航路も就航しています。 小さい島とはいっても見どころたくさんあります。港に到着するとパフィンをあしらった方向表示が全ての旅行者を歓迎します。 ウエストマンナ諸島の名前の由来は…。ヴァイキングが移住してまだ間もないころ、ケルト(アイルランド・ウェストマン)人の奴隷がヴァイキングを殺害しこの島に逃げ込んだことに由来しています。また1627年にはトルコ人が襲来し、400人近いアイスランド人が連れ去られれたという歴史も秘めています。港対岸にある標高283mのハゥウコットルル(Haukollur)は島で一番高い場所となっています。頂上からは息をのむような絶壁からの景色を望むことができます。 島の南にある灯台近くのストゥルフブディ(Stórhöfði)はパフィンの営巣地として知られています。周辺にはパフィンをはじめ無数の海鳥がいます。
ヘイマエイ (Heimaey)
ウエストマンナ諸島を観光するなら唯一の有人島、ヘイマエイ(Heimaey)が中心となります。 もちろん、誰もがヘイマエイ以外の島に行けるというわけではありません。アイスランド島からは飛行機、フェリーで行くことができます。1973年の噴火でできた部分や壊滅した部分を今なお見ることができます。人口5,000人程ですが、アイスランド屈指の漁場近くの港として今なお重要な役割を果たしています。
2010年7月夏には対岸に新しい港が完成し、本島と25分で結ぶ新しいフェリー航路も就航しています!小さい島とはいっても見どころたくさんです。港にはパフィンをあしらった方向表示も設置されています。
ヘイマエイ港 (Heimaey Port)
アイスランド本島とを結ぶフェリーが発着しています。港近くには1973年の噴火で被害をこうむったタンクがあります。港ではパフィンの標識が観光客を迎えてくれます。もちろん、アイスランドの主要な漁港としての役割を果たしていることを忘れてはいけません。
スカンシン (Skansinn)
スカンシン(Skansinn)は1586年にデンマークの通商権を守るための要塞として建設されました。ヘイマエイ港近くにその名残を見ることができます。現在は西暦2000年にアイスランドのキリスト教改宗1000年を記念して海苔ウェーから寄贈されたスタバ教会(Stafkirkjan)が建てられています。噴火の際に破壊されたタンクも見ることができます。
エルドヘイマル (Eldheimar)
エルドヘイマル(Eldheimar)は、西暦79年に一夜にして壊滅したイタリアのポンペイと似ていることから北のポンペイ(Pompeii of the North)としてしばらく呼ばれていました。 1973年1月23日のヘイマエイでの噴火も衝撃的なものでした。幸いなことに人的被害はありませんでしたが、多くの家屋が溶岩や火山灰の下に埋もれ壊滅しました。避難活動の手際の良さは非常に素晴らしく、活用できる全ての船舶が利用され、迅速な避難活動が行われました。噴火は5カ月つづき、その期間、全島民は本島への避難を余儀なくされました。ここではその当時の火山活動の凄まじさを今なお目にすることができます。北のポンペイとは別の場所に保管展示されているポンプは海水を汲み上げ、溶岩を冷やすために使用されました。
ストゥルフブディ (Stórhöfði)
ヘイマエイ最南端に岬で、標高122m、灯台があるのですぐにわかります。ヨーロッパでも屈指の強風が吹くことでも知られています。1929年12月2日には920hPaの最低気圧を記録しています。ストゥルフブデ(Stórhöfði)周辺にはパフィン(Puffin)をはじめ無数の海鳥が生息しています。特にヘイマエイは世界最大規模を誇るパフィンの営巣地として知られています。夏になると無数のパフィンが島の崖から飛び立ちひな鳥のために魚をくわえて戻ってくる、愛らしい姿を見ることができます。
風が強いので注意が必要です!
ヘルガフェッキ (Helgafell)
ヘルガフェッキ(Helgafell)は約6,000年前の噴火によって形成された標高227mの火山です。島のほぼ中心部に位置し、はっきりとした円錐形をしているので島に到着すればすぐにわかります。
エルドフェッキ (Eldfell)
1973年の噴火によって形成された標高221mの火山がエルドフェッキ(Eldfell)です。今なお、静かに蒸気が湧きあがってきているので、「火山が生きている」ことを感じることができます。噴火ではここを中心に島が3割程大きくなり、港もより安全になったと言われています。
スルツエイ (Surtsey)
1963年の海底噴火によってできた島で2008年に世界遺産に登録されました。火山活動の記録とその後の動植物の植生を観測するために一般への公開はされていません。また上陸も許可されていません。
スカンシン (Skansinn)
1586年にデンマークの通商圏を守る要塞として建設されました。ヘイマエイ島港近くにあります。現在は、跡地に教会、貯水タンクなどがあります。写真は。西暦2000年にクリスチャン改宗1000年を記念してノルウェーから寄贈された教会が目印となります。板で囲われていることからStave charchと呼ばれる。この場所は古くから要塞があり、その役目を果たしてきまいした。
ランドエイヤフプン (Landeyjahöfn)
ウェストマンナアイランドのヘイマエ(Heimaey)と本島のランドエイヤフプン(Landeyjahöfn)を30分で結んでいる。悪天候などで港がソルラゥクスフプン(Þorlákshöfn)に変更になることもある。その場合は約3時間です。レイキャヴィークからバスが運行されています。
ヘイマエイ空港 (Vestmanna islands airport)
ウェストマンナアイランドのヘイマエイ(Heimaey)とレイキャヴィーク空港を結んでいます。空港は島の中央部分にあります。 レイキャヴィークとは約30分です。
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