レイキャヴィーク (Reykjavík)
レイキャヴィーク(Reykjavík)は、言わずと知れたアイスランドの首都です。北緯64°に位置し、2020年9月現在、世界最北の首都となっています。高緯度に位置していることから、5〜 6月はほぼ百夜、12 月は極夜に近い状態となりますが、冬の夜空には輝き踊るオーロラを見ることもできます。レイキャヴィークはアイスランドの首都として政治、経済、文化の中心としての役割を果たしています。色とりどりの街並みに加え、博物館、美術館がたくさんあり、滞在を十分に楽しませてくれます。レイキャヴィーク各所にある温水プールも楽しみの一つです。
アルシング (Alþing)
アルシング(Alþing)は1881年に建立された、玄武岩づくりのアイスランドの国会議事堂です。アイスランド国会は63議席、4年任期からなる一院制でアルシングと呼ばれています。アルシングの起源は930年にシンクヴェトリルで設立された時にまで遡ります。建物正面には独立運動の立役者、ヨゥン・シグズルウスソン(Jón Sigurðsson)の銅像がアルシング正面に設置されています。
レイキャヴィーク議会 (Ráðhúsið)とチョルニン (Tjörnin)
市民の憩いの場として親しまれてるチョルニン(Tjörnin)の北側にあるラゥズフゥシズ(Ráðhúsið)は1992年に建立され、レイキャヴィーク市議会として使用されています。23名からなるレイキャヴィーク市議会がこの建物で運営されています。半地下になっているエキシビション用のホールにはアイスランドの立体模型が展示され、アイスランド全体の様子を見ることができます。チョルニンには年中を通じて水鳥が戯れ、それを見に来る家族連れなどでにぎわっています。冬季は全面結氷することもあり、スケートも楽しめます。
首相府 (Stjórnarráð)
首相府はアイスランド語でストョルトンルラゥズ(Stjórnarráð)と呼ばれています。アイスランド政府の中枢となる役割を果たしています。1756年に建立された市内でも古い建物で、現在は首相府としての機能を果たしていますが、元々はアイスランドで最初の正式な刑務所として16名の重罪犯と54名の軽犯罪者を収容できるよう建設され、刑務所として1816年まで利用されていました。
ハルパ (Harpa)
ハルパ(Harpa)は、2011年5月に落成したレイキャヴィーク港の横にある多目的ホールです。レイキャヴィーク港のほとりにあり、1800名収容のメインホールを持つガラス張りのホールとなっています。夜間は照明で彩られます。
サンヴォイジャー (Sólfarið)
レイキャヴィーク市政施行200周年を記念し、芸術家ヨゥン・グンナル・アゥルトナルソン(Jón Gunnar Árnason) (1931-1989) によって作成された、船をあしらったオブジェで見晴らしの良い海岸沿い展示されています。作者は「Sólfarið er óður til sólarinnar og felur í sér fyrirheit um ónumið land, von, leit, framþróun og frelsi.」と想いをこめています。「サンボイジャー夢の船として、太陽への道筋、また未知の領域の約束、希望、探索、進歩、自由伝えること。」を意図しています。
フブディフゥス (Höfðihúsið)
フブディフゥス(Höfðihúsið)は、1909年にフランス領事の私邸として建築されましたが、現在では1986年10月に東西サミットの会議場として使用されてた建物として世界的に知られています。背後にフィヨルドとエシャ(Esja)を持ち、ほかならぬ景色を作り出している建坪約70坪のレイキャヴィークでも豪華な二階建として知られています。一時期は英国大使館としても使用されましたが、1958年にレイキャヴィーク市が購入し、1968年からレイキャヴィーク市の迎賓館としての役割を果たしています。日本語ではホフディ・ハウスと表記されることもあります。
ペルトラン (Perlan)
アイスランド語で真珠を意味するペルトラン(Perlan)は街の中心部から徒歩約20分のウスキュフリィズ(Öskjuhlíð)頂上にある1991年6月より共用開始となった温水タンクです。それぞれ400万Lの温水をためる事ができますが、一部のタンクは博物館としても利用されています。ペルトラン内部にはオーロラ、氷河、火山をはじめとしたアイスランドの自然について詳しく展示しているアイスランド自然史博物館があり、展望台からはレイキャヴィークだけでなくファクサ湾(Faxaflói)を眺望できます。
ロイガルダルル (Laugardalur)
ロイグ(Laug)とは、アイスランド語で温泉や入浴のことです。ロイガルダルルは古くから温泉湧き出る谷として知られていました。レイキャヴィークにロイガヴェーグル(Laugavegur)と言う名の通りがありますが、簡単に言えば、街から温泉までの通りとして名前が付けられました。ロイガルダルルには以前使用されていた公共洗濯場が今でも残されています。現在では、スイミングプール、陸上競技場、小さな動物園や植物園があり四季を通じてレイキャヴィーク市民の憩いの場となっています。
ヌイトホゥルスヴィーク (Nauthólsvík)
ヌイトホゥルスヴィーク(Nauthólsvík)は、レイキャヴィークで唯一のビーチです。夏の晴れた日には人でにぎわいます。海水浴ができますが、温水プールも併設されているので、どちらでも楽しむことができます。アイスランドのプールとビーチでゆっくりと体をほぐすことができます。
ヴィズエイ (Viðey)
レイキャヴィーク(Reykjavík)の湾にぽつりと浮かぶ面積約1.7㎢の小島です。白壁の小さな家が旅行者を迎えてくれます。島はパフィンをはじめとした野鳥の宝庫と知られているだけでなく、古くは10世紀に人が居住していた遺跡も残されているなど、歴史にも富んでいます。
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レイキャヴィーク市観光局
- レイキャヴィークシティカード
- 24、48、72 時間の中から選択できます。
- レイキャヴィーク首都圏のバス乗り放題です。
- レイキャヴィーク市内の温水プール入場料が含まれています。
- 国立博物館、美術館などの入場料が含まれています。
- レイキャヴィーク Hop on Hop off
- レイキャヴィークの主な観光地やショッピングモールを約1時間で周回する2階建てバスで、多言語 (日本語対応。)による音声ガイドを聴きながら、いつもより高い位置からのレイキャヴィーク市内観光を楽しめます。
- バスパス
- 1日パス(2,500 kr)
- 3日パス(5,600 kr)