ダイヤモンドサークル (Diamond Circle)

北アイスランドのダイヤモンドサークルは全長約250kmの北アイスランドを周遊するコースとなっています。ダイヤモンドサークルには歴史的背景のあるゴゥザフォス(Goðafoss)、緑と青に彩られた風光明媚なミーヴァトン(Mývatn)、ヨーロッパ一の水量を誇るデティフォス(Dettifoss)、馬蹄形の独特な姿を見せるアゥスビルギ(Ásbyrgi)、ホエールウォッチングと歴史の街フゥサヴィーク(Húsavík)などが含まれていますが、これだけではありません。これ以外にも道中に素晴らしい景色を楽しめること間違いありません。

ゴゥザフォス (Goðafoss)

ゴゥザフォス (Goðafoss)
高さ12m、幅30mのゴゥザフォス(Goðafoss)は西暦1,000年にアイスランドがキリスト教へ改宗した際にヴァイキングが偶像を捨てた滝と言われています。ヴァイキングがアイスランドに移住し、人口が増加してくるとそれに伴い、いくつかの問題が生じるようになりました。特にヴァイキングの宗教を維持するか、キリスト教になるかは国を二分する程の問題になりました。西暦1,000年のアルシングでその事が討議された時の法律家ソルゲイルが1日かけて黙想し、国家としてキリスト教への改宗を決断したと言われています。滝は左右どちらかでも展望でき、季節により違う姿を見せてくれます。

ゴゥザフォス (Goðafoss)
ゴゥザフォス (Goðafoss)
デティフォス (Dettifoss) 西岸

デティフォス (Dettifoss)
高さ55m、幅100m、毎秒193㎥と欧州一の水量を誇るデティフォス(Dettifoss)はヴァトナ氷河(Vatnajökull)を水源とするヨゥクルスアゥアゥヒョットルム(Jökulsá á Fjöllum)にあります。(ちなみに南アイスランドのウリザフォス(Urriðafoss)もヨーロッパ一の水量と言われています。) 周辺に特別な柵も設置されていないので自己責任で極限まで滝に近づくことができます。滝に近づくと水が塊のように落ちていく姿と、音量に吸い込まれそうになります。アクセスが良いのは西岸で、駐車場から徒歩約15分で滝に行くことができます。川沿にはトレッキングコースも整備されています。足元が濡れて滑りやすくなっているので要注意です

デティフォス (Dettifoss) 西岸

時間があれば東岸からも楽しむことができます。

デティフォス (Dettifoss) 東岸
デティフォス (Dettifoss) 東岸
アゥスビルギ (Ásbyrgi)

アゥスビルギ (Ásbyrgi)
北アイスランドに突如現れる大きな馬蹄形をした奥行3.5km、幅1kmの渓谷、それがアゥスビルギ(Ásbyrgi)です。高いところでは100m以上の崖になっています。ヴァイキング伝説によるとオゥジン(Óðinn)の8本脚の馬、スレイプニル(Sleipnir)の足跡だと言われています。実際のところはまだ確証されていませんが、氷河性洪水によって形成されたと言われてます。アゥスビルギの中に入っていくと不思議な雰囲気が湧き上がってきます。アイスランドでもよく生茂った森があり、馬蹄形の崖と共に美しい景色を創り出しています。上から見下ろしても、下から見上げても絶壁は絶景となっています。

アゥスビルギ (Ásbyrgi)
アゥスビルギ (Ásbyrgi)
フゥサヴィーク (Húsavík)

フゥサヴィーク (Húsavík)
ホエールウォッチングの基地として知られている小さな街フゥサヴィーク(Húsavík)からのホエールウォッチングは観測率98%と高確率となっています。街の背後にあるフゥサフェッキ(Húsfell)は少し傾斜がきついものの頂上からはフィヨルドを一望でき絶景が待っています。夏になるとルピナスが山肌を飾ります。

フリョゥザクレッタル (Hljóðaklettar)

フリョゥザクレッタル (Hljóðaklettar)
アイスランド内でも屈指の美しさを誇る奇岩地帯で「音の岩」フリョゥザクレッタル(Hljóðaklettar)と呼ばれています。駐車場から幾つかの散策コースがあります。

フリョゥザクレッタル (Hljóðaklettar)