アイスランドの気候 (Climate in Iceland)

アイスランドという名前と北緯64〜66°という高緯度に位置しているために大変寒い国だという印象があります。ケッペン気候区分では南アイスランドが西岸海洋性気候、北アイスランドがツンドラ気候になります。メキシコ湾流による影響を受けるアイスランド南部は西岸海洋性気候となり、高緯度に位置しているにもかかわらず、温暖で冬でもそれほど大雪にはなりません。レイキャヴィークの1〜2月は時折冷え込むことがあるとはいえ、平均気温は氷点下にまでは下がりません。もっとも、一年を通じ北大西洋からの風は冷たく、天候が荒れることもしばしばです。雨が降っても風が強く、傘をさして歩くことは難しいです。(傘の骨が折れることもあります。)
生活していると気温自体は低くなくとも、常に風が吹いているので実際の気温よりも肌寒く感じることがあります。山間部では平地よりも冷え込みます。ホエールウォッチングなど海上に出るのであれば防寒着は常時必要です。
夏の最高気温も25〜26℃ぐらいでそれより上がることはほとんどありません。さらっとした涼しい夏を楽しめます。
日本からだと、ロンドンでも蒸し暑くないというが、アイスランドと比べるとロンドンでも蒸し暑く感じます。
アイスランドの季節は基本的に、春5月、夏6〜8月、秋9月、冬10〜4月となります。別ページで扱いますがオーロラシーズンは8月下旬〜 4月下旬となります。ほぼ白夜に近い状態は6月となります。

アイスランドでの服装 (Clothing in Iceland)

北極圏のすぐ南に位置しているものの、メキシコ湾流と火山活動によって、高緯度の割に冬はそれほど気温が下がらず思っているほど厳しくありません。一年を通じて気温はそれほどあがらず、夏のでも冷え込む場合があります。また、1日で全ての天候を体験できると言われるほど天候が変わりやすく、風が強く吹くこともあります。外出の際は天候が良くても、ウィンドブレーカーかジャケット、帽子、手袋をお忘れなく。(無くて困るよりも準備して外出を)
サングラスは太陽の日差しから目を保護するためにも必要です。温水プールでは一年を通じて水泳ができますので水着もお忘れなく。オーロラツアーに参加の場合はしっかりした防寒対策も必要です。
山間部やキャンプの際には目的地に見合った服装が必要です。

アイスランドの日出と日没 (Sunrise and Sunset in Iceland)

アイスランドの白夜

夏の5月中頃からの約2ヶ月間は、ほぼ白夜に近い状態(極圏に入らない限り、完全な白夜になりません)になり、夜中になっても薄暗くなるだけで真っ暗になることはありません。初めての時はかなりの違和感を感じることがあります。冬はその逆で12月はレイキャヴィークでも11時ごろまで日が出ません。この極端な日照時間もアイスランドの大自然の一部です。予定を立てる際は日照時間を考えることが大切です。
レイキャヴィーク/アクレイリ/イーサフィヨルズルの各一日の日出と日入。(太字は翌日)

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日出11:1910:0908:3606:4705:0103:2303:0404:3306:0807:3509:0910:44
日入15:4417:1518:4520:1821:5123:3023:5723:3320:4518:5817:1215:49
レイキャヴィーク

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日出11:3210:0608:2506:2804:3402:3501:5504:0005:4707:2109:0410:52
日入15:0016:4618:2620:0621:4823:4900:3322:3520:3618:4216:4715:10
アクレイリ

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日出12:0210:3008:4706:4804:5002:43–:–04:1506:0607:4209:2611:19
日入15:1117:0318:4620:2722:1200:22–:–23:0020:5719:0117:0515:23
イーサフィヨルズル