イーサフィヨルズル (Ísafjörður)
8つのフィヨルドを含むイーサヒャルザルデュゥプ(Ísafjarðardjúp)はウェストフィヨルドで大きな位置を占め、フィヨルド入口に近いイーサフィヨルズル(Ísafjörður)がその中心となっています。名前はアイスランド語で氷を意味するイース(Ís)由来すると言われています。フィヨルド沿いに移動するとそれぞれのフィヨルドに独特の美しさと歴史が隠されています。時にはクジラやアザラシを目にすることができます。ボルンガヴィーク(Bolungarvík)は道路の終点となっています。ボラヒャッキ(Bolafjall)からはウェストフィヨルドを遠くまで見渡すことができます。
イーサフィヨルズル (Ísafjörður)
イーサフィヨルズル(Ísafjörður)はウェストフィヨルズル(Vesturfjörður)の中心地として、古くは16世紀から交易だけでなく、教育、経済面での役割を担ってきました。フィヨルドの豊富な水産資源が街の発展の基盤となってきました。今なおアイスランドの主要漁港としての役割を果たしています。18世紀にから続く集落と博物館が港近くにあります。空港近くのフィヨルド対岸からイーサフィヨルズル全体を見渡すことができます。ウェストフィヨルドへはレイキャヴィーク(Reykjavík)から飛行機が運航されています。フィヨルドの山肌を縫うような飛行機の離着陸は迫力があります。
ヴィグル (Vigur)
イーサフィヨルズル(Ísafjörður)と船で結ばれているヴィグル(Vigur)。島には高級羽毛で知られるアイザーダックとしても知られれるケワダガモが生息しています。人とケワダガモがバランスを取りながら共存している様子を見ることができます。夏にはパフィン、キョクアジサシが営巣のために飛来し野鳥で賑やかになります。あと、大切なのがヨーロッパ一小さいとも言われる郵便局が島に存在しています。
ボルンガヴィーク (Bolungarvík)
ボルンガヴィーク(Bolungarvík)は小さい街ですが、街の背後に迫る標高638mのボラヒャッキ(Bolafjall)はウェストフィヨルド(Vestfjörður) を見渡すことのできる場所としてよく知られています。天候に恵まれていれば、ホルトンストランディル(Hornstrandir)、イーサフィヨルズルデュゥピ(Ísafjarðardjúpi)の奥まではっきりと展望できます。グリーンランド(Greenland)まで見えると言う話もありますが、計算上では蜃気楼でも発生しない限り、見えることはありません。
イーサフィヨルズル空港 (Ísafjörður Airport)
イーサフィヨルズル空港(Ísafjörður Airport)は街から車で約10分です。飛行機の運航に合わせてシャトルバスが運行されています。(事前予約が必要です。) レイキャヴィーク(Reykjavík)とイーサフィヨルズル(Ísafjörður) は飛行機で約40分ですが、強風や冬季の悪天候により運航予定が乱れることがあります。
空港内には簡単な喫茶コーナーとレンタカーの受付もあります。
イーサフィヨルズル港 (Ísafjörður Port)
イーサフィヨルズル港(Ísafjörður Port)は、クルーズ船の寄港地として利用されているだけでなく、ウェストフィヨルドのホルトンストランディル(Hornstrandir)トレッキングのための海上輸送の拠点ともなっています。船が小さいので事前予約が必要です。