スカガフィヨルズル (Skagafjörður)
スカガフィヨルズル(Skagafjörður)には、ドラングエイ(Drangey)、マルムエイ(Málmey)、ルンドエイ(Lundey)の三つの島をフィヨルドに見ることができます。グレッティスサガ(Grettissaga)に出てくるドラングエイをはじめ、古くからの歴史と文化にあふれた地域であるだけでなく、馬の生産地としても知られてます。
ソイズアゥルクロゥクル (Sauðárkrókur)
スカガフィヨルズル(Skagafjörður)南西に位置するソイズアゥルクロゥクル(Sauðárkrókur)は人口3,000に満たないもののフィヨルドで一番大きな街となっています。2008年夏にはこの街近くに白クマが2頭続けて出没し大きな話題となりました。
ヴァルマフリィズ (Varmahlíð)
ヴァルマフリィズ(Varmahlíð)はスカガフィヨルズル(Skagafjörður)の交通の拠点となっています。リバーラフティングやソイズアゥルクロゥクル(Sauðárkrókur)に行く際に立ち寄ることができます。リングロードとの交差点にはツーリストインフォメーションをはじめとするサービスが提供されています。
ヴィズミィラルキルキャ (Víðimýrarkirkja)
ヴァルマフリィズ (Varmahlíð)のはずれに昔ながらのアイスランド風建築の教会があります。1834年に建立されたヴィズミィラルキルキャ(Víðimýrarkirkja)はアイスランドでも数少ない芝生を利用した教会です。現在は国立博物館のもとで管理されています。
グレッティスルイグ (Grettislaug)
約7.5km沖合のドラングエイ(Drangey)に住んでいたと言われるグレッティル(Grettir)が海を泳いで渡ってきたときに入ったと言われる温泉(Laug)です。グレッティルは冷たくなった体を温泉で温めたと言われています。元々のグレッティスルイグ(Grettislaug)温泉は、長い間厳しい自然にさらされ20世紀初めには消失し、場所を特定できなくなりました。しかし1992年に地元によって現在地へ復元され、今に至っています。温泉は石で整備され、入浴可能です。
ドラングエイ (Drangey)
スカガフィヨルズル(Skagafjörður)内に浮かぶ、高さ200mの絶壁の島のドラングエイ(Drangey)は無数の海鳥が棲息していることで知られています。グレッティスサガ(Grettis Saga)によると、主人公グレッティル(Grettir)が兄弟イットルイイ(Illugi)が3年間居住し、また殺されたという。
ホゥラル (Hólar)
スカガフィヨルズル(Skagafjörður)東にあるホゥラル(Hólar)は古くから学問、宗教の中心地として重要な役割を果たしてきました。ホゥラルの教会は最初は11世紀に建てられましたが、現存する教会は1973年にホゥラビルザ(Hólabyrða)から採石された赤の砂岩を利用し建立され、アイスランドで一番古い石造り教会となっています。現在では大学が設立されています。歴史が長いことから数多くの考古学的資料が発掘されています。